『猫を幸せにしたい』
すべての飼い主さんの願いだと思います。
そんな願いを実現するにあたって、キャットタワーは重要なアイテムだから
猫の健康と幸福に直結します!
mokuji
猫のお世話のプロとして
昨今、お店やネットでもいろいろな種類のキャットタワーが販売されていて、どれを選ぶべきか迷うこともあります。
今回は、Googleクチコミ評価★5を維持し続けている猫専門ペットホテルを経営しているネコシアが
プロの目線からキャットタワーを選ぶときに注意するべきポイントを5つにまとめて紹介いたします!
猫専門ペットホテル ホテルネコト(Neko&)についてはこちら
年間で300匹以上の猫を預かって、いろいろな性格・年齢・種類の猫が安全に健康に遊んだり寛いだりできる
キャットタワーを真剣に選んでいるからこそ、自信を持って解説していきます!
キャットタワーの必要性については、こちらの記事をチェック↓↓↓
1.サイズが合っていて転倒しないこと
キャットタワーを購入する目的のひとつとして、【猫の運動不足解消】という目的があります。
そのためには、猫が自由に動き回れる十分なスペースをキャットタワーが提供する必要があります。
おうちの猫ちゃんの種類によっては、以下のことを考慮に入れてください。
『成長するとどのくらいのサイズになる?』
ラグドールやアメリカンカール、ノルウェージャンフォレストキャットなどの大型猫の場合は、
その猫の大きさをイメージして、十分に動き回れるサイズ感のキャットタワーを選びましょう。
大型猫ではなくても、活発で必要な運動量が大きい猫もいます。
種類としては、ベンガルなどの野性味を残している種類が該当します。
他にも、性格的に運動が好きで一人遊びが得意な猫である場合は、ベンガルなどと同様に
十分な運動ができるような、ダイナミックに動き回れるキャットタワーを選びましょう。
そうなったときに、タワーの安定性も重要です。
大型猫や運動が得意な猫が十分に走り回っても揺れたり倒れたりすることのないキャットタワーを選びましょう。
猫がジャンプや遊びを楽しんでいる最中にタワーが揺れたり倒れたりすると、
大切な猫のけがやストレスの原因になります。
適切なサイズと安定性を持つタワーを選びましょう。
高い安定性があるキャットタワーとしては、木製などキャットタワー自体にある程度重さがあるアイテムを選びましょう。
重心が低いことを実物を触って、押してみるなどして確認すると安心です。
突っ張り式のキャットタワーの場合は、突っ張った先に梁があることを確認して、
突っ張りが安定するように設置に気を付けましょう。
2.耐久性の高い素材でできていること
キャットタワーを購入する目的のひとつとして、【猫のストレス軽減】という目的があります。
つまり、キャットタワーは猫が鋭い爪を使って登ったり、爪を研いだりする場所でもあるべきです。
そういった使用を前提として、耐えられるだけの耐久性のある素材で作られているキャットタワーを選びましょう。
例えば、段ボール製のキャットタワーが多くありますが、段ボールは猫が爪を研いだ場合に
段ボール片が散らばることを覚悟する必要があります。
猫が誤飲しないように段ボール片を片付けられて、定期的にキャットタワー自体を買い替えることを想定して購入してください。
麻縄が巻いてあるような爪とぎ付きのキャットタワーについても、
経時で縄部分が飛び出してくるので、定期的にカットして誤飲事故を防止してください。
ご自身のご家庭のお世話環境にマッチしたキャットタワーを選ぶと良いかと思います。
購入した後の手間が少ないのは、丈夫な木製のキャットタワーです。
段ボール製のキャットタワーと比較するとお値段は高くなりますが、
長い目でみると買い替え費用などがかからないため、お得な可能性もあります。
キャットタワーによっては、耐久性をあげるために接着剤などを使用しています。
そういった接着剤など薬剤のニオイは猫が嫌がる可能性があるので、実物を確認して刺激臭がしないかチェックしましょう。
3.落ち着ける空間が作れること
キャットタワーは猫の生活がより豊かになる機能を多く備えていることが重要です。
今まで記述してきた通り、運動ができる場所であり、爪が研げる場所でもある。
さらには、【猫のプライベート空間】を作ることができることも求められます。
猫も生活していてすべてを飼い主さんと共有することを求めていません。
常に飼い主さんや外の環境に触れている状態よりも、家のどこかにその猫だけの空間を持つことが
猫の幸せな生活につながるのです。
特に性格的に、独立心が強く一人でいることを好む猫や、怖がりで逃げ込める場所が必要な猫には、
しっかりと落ち着ける空間を確保できるキャットタワーを選びましょう。
猫が安心できる空間は、その猫の好みや家の間取り、生活環境によって大きく変わってきます。
ここでは、猫が安心しやすい空間の特徴を紹介します。
- 静かで穏やかな環境
(玄関やキッチンなど音がする場所から遠い場所、掃除機を回避できる場所) - 適切な照明
(間接照明や日光など柔らかい灯りの下) - 隠れる場所や高い場所
(子供の手が届かないような高所、そこにいれば触られない場所) - 温かく快適な環境
(日光や猫アンカなど温もりのある場所) - プライバシーが確保された環境
(人の視線を遮られる位置)
これらを踏まえて、おうちの猫ちゃんの性格を考慮して最適なキャットタワーを選びましょう。
4.手軽に掃除やメンテナンスできること
すべてのキャットタワーに、定期的な掃除とメンテナンスが必要です。
猫の健康を守るために、清潔な環境を保つことは大切です。
取り外し可能なカバーや洗える素材、交換部品が購入できるなど、メンテナンスが容易なタワーを選びましょう。
猫は、吐き戻しも多い生き物です。衛生的に保つためには、布部分は洗えるとよいでしょう。
洗えなくても、水拭きしても問題のない素材であるだけで、かなり清潔度合いが変わってきます。
段ボール製のキャットタワーを購入した場合は、どうしても汚れが蓄積してしまうので、
やはり定期的に買い替える必要があります。
突っ張り式も手が届きにくいステップを清潔に保つことは容易ではないですが、
可能な限り定期的に汚れていないか目視して、拭き掃除をするとよいでしょう。
5.ステップの高さや大きさが合っていること
猫の種類や年齢によって、適切なステップの高さのキャットタワーを選ぶ必要があります。
若い猫や活発な性格の猫は、ジャンプや高いところの登り降りが得意です。
刺激的で楽しく飛び跳ねたり登ったりすることでエネルギーを発散できるステップの高いキャットタワーを選びましょう。
注意点としては、子猫の場合はあまりにも楽しいと勢いで登って降りられなくなってしまうことがあります。
登るよりも降りる方が難しいのです。
降りられるようにアシストしたり、降りるための足掛かりとなる導線を確保しましょう。
勢いもすごいので、キャットタワーの上で滑ると大きなけがにつながります。
滑り止めやマットのついているキャットタワーを選びましょう。
次に、年齢を重ねた猫や体の不自由な猫は、高い場所へのジャンプや登攀が難しくなることがあります。
簡単に上り下りできて落ち着ける低いステップのキャットタワーを選びましょう。
運動の習慣が無くならないように、体力を維持するためにも登りたくなるような空間をつくりましょう。
陽だまりが届いて温かく、お昼寝にピッタリなポイントにキャットタワーを設置してあげるとよいでしょう。
脚が短かったり、小型の種類の猫には、低いステップのキャットタワーを選びましょう。
頸椎への負担を減らすために、無理のない姿勢で登れる高さが目安となるでしょう。
キャットタワーだけでは導線を作れない場合には、棚やスツールなどを使って最適な導線を探しましょう。
大型猫の場合は、ステップ自体が大きいキャットタワーを選びましょう。
広いステップであれば、方向転換も容易でゆったりと体を伸ばすこともできるでしょう。
快適な姿勢で楽しく遊べるキャットタワーがいいと思います。
どんな猫も加齢とともに、体格・性格・運動能力が変わってきます。
それに伴い、快適なステップの高さも変わってくるのです。
そういった場合にも、対応できるようにステップの高さが調整できるキャットタワーが理想的です。
調整できない場合は、猫の年齢に合わせて買い替えを検討したり、家具で調整できる部分は工夫しましょう。
何においても、おうちの猫が快適に生活できているかを定期的に気にしてチェックしてあげることが重要です。
無理なく、幸せにお世話をし続けるためにおうちの生活スタイルにマッチしたキャットタワーを選びましょう。
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